報恩講は 門徒の出番
一人よりは二人
二人よりは三人
家族をさそいとなりをさそって参れば その果報はさらに大きい
−人間として生まれ出ずることは、むつかしい− 道しるべ
ある科学者の話ですが、この地球をふくむ太陽系は、およそ四十六億年前に誕生したそうです。そしてこの太陽系には、九つの惑星がありますが、唯一、生命体が存在しているのは地球だけです。地球は太陽から、一億五千万キロ離れた軌道を回っています。この距離の軌道というのが水が存在するのに、ちょうどよかったことから、水をはじめ、生命体をはぐくむ環境がつくられたといいます。そして、この地球に最初の生命があらわれたのは、実に三十六億年前のことでした。それからまた、いくつものすばらしい偶然が重なりあって、人類が誕生し、今の私が生まれてきたのです。なんて遠くて長い、私のいのちの歴史でしょうか。
思えば、私のこの人生はたった一度だけの、得難い人生なのです。この人生を生きることは、人間として生まれさせていただいたもの、いのちに対する最大の責任です。さらにまた、生まれてからも、多くのいのちのおかげで生かされてきました。このいのちはまた、尊いいのちでもあるのです。
では、この一度だけの人生を、どう生きたらよいのでしょうか。それはまず、仏法を聞くことです。仏の教えにあい、「生まれてこなければよかった」と、いわずにすむ私にさせていただくことです。報恩講はそのご縁です。