道しるべ

陽があたっても美しい。 あたらんでも美しい。

雨にぬれても美しい。 風にふかれても美しい。

とらわれのない樹々よ。 人間もおんなじじゃと思う。

念仏の生活

お念仏をとなえるということは、お念仏を聞かせていただくことです。お念仏を聞かせていただくというのは、南無阿弥陀仏にこめられている、仏さまのねがいによびさまされ、仏の智慧と慈悲こそわが人生のまことの依りどころであるということに、気づかせていただくことです。そしてそれを基として、ほんとうの自分の姿を知らされ、私のいのちのありよう行くすえを、正しい方向(浄土)へ導かれていくことが、「念仏の生活」といえましょう。

お念仏をとなえたら、願いごとがかなったり、お金がもうかるというのではありません。そんな自分本位な生き方を、愚かと知らしめ、罪と気づかしめ、少しでも仏さまの智慧と慈悲のこころにそいたいとつとめる生活が、念仏をとおして開かれるのです。

自分本意の心しかない私たちが、共に手をとりこころを通わせて生きることは、そうみやすくできることではありませんが、その必要な心がけを、教えを聞きお念仏申す中から、知らせていただくのです。

願いごとがかなったり、病気が治ることを宣伝する宗教の多い中で、お念仏をいうまことの仏の道を、ひたすら聞き、生きぬかれた親鸞聖人のみ教えを、間違いなく聞かせていただき、人生の指針とさせていただきたいものです。

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