道しるべ

宗教的に物事を考えることがない人々は、自らの死、終末に対するこころの準備をしていないため、自らの終末について考えることなく、いかにうまく生きるかということだけを考えていると、金儲けや出世のことしか頭になくなる。

京都大学名誉教授 河合 隼雄

法事の意味

出典:「仏事のイロハ」本願寺出版

「法事」は何のためにするのか?

「先祖供養」と思っている方が多いと思います。仏教でいう「先祖供養」というのは、ご先祖をうやまい、尊ぶ仏事なのです。私たち真宗の門徒としてご法事をつとめるということは「私自身」のためのものです。ご法事の場に参集した家族、縁者の一人ひとりが、仏法を自分のこととして聞き味わってこそ、意義あるものとなるのです。亡き人をご縁として、お浄土に参って仏となられた方が願っている願いを聞かせていただくことが大切です。その願いとは阿弥陀様の「必ず浄土に救いとるから、今を大切に、この命をしっかり見つめ、しっかり生き抜いて」ということだと思います。

一人でも多くの方が、「いのち」の行く末をみつめ、生かされている私、願われている私のいのちであることの喜びにひたっていただけたらと思います。

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